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未知谷の刊行物【芸術】 |
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1920年代、美術の方向は定まった！ 現在に至るも全て焼き直しにすぎない!! 第一次大戦を経て、時代はパラダイム転換期 キュビスム小説『ベビュカン』で表現主義の寵児に 前へ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダーッ、表現の最先端へ 1920年代をもって、「二十世紀」の芸術と銘打つ 越境する芸術理論、切れ味鋭いアクチュアルな批評 大家を容赦なく斬り、アヴァンギャルドの心性に注視 現代美術の祖型はすでにここに――ある 発表当時、センセーショナルな議論を巻き起こした モダニズム芸術の基本書、待望の初訳 「『二十世紀の芸術』における芸術造形を見すえるまなざし、徹底した作品分析や辛辣な表現は、アインシュタイン特有の言語空間を生み出し、私たちを作品の背景や関連事象へと誘い、著者との濃密な対話への道をきりひらく。彼は芸術性と思想の論証という二つの相反する要素を担わざるをえない表現者として、また共に芸術の道を邁進する者として、画家・彫刻家の創作行為にさかのぼり、芸術作品の成立をきわめて個人的な決定の帰結として叙述した。彼の根本的姿勢は、表現主義の出発点なくしては考えられない。彼は個々の芸術家の創造プロセスを虚心に見つめ、アカデミックな伝統にとらわれない自由な判断を下し、表現のあり方そのものを問い直し続けたのである」（「解説・あとがき」より） |
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目 次 |
頁 |
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前提条件 |
7 |
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第１章 はじまり アンリ・マティス 42／ジョルジュ・ルオー 66／アンリ・ルソー 69／アンドレ・ドラン 76／アメデオ・モディリアーニ 96／ロジェ・ドゥ・ラ・フレネ 99 |
41 |
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第２章 キュビスム パブロ・ピカソ 127／ジョルジュ・ブラック 165／フアン・グリス 176／フェルナン・レジェ 183／ロマン主義の世代 198 |
101 |
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第３章 未来派 |
219 |
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第４章 ドイツの画家 エミール・ノルデ 270／ブリュッケ 280／エーリッヒ・ヘッケル 285／マックス・ペヒシュタイン 287／カール・シュミット＝ロットルフ 290／エルンスト・ルードヴィヒ・キルヒナー 293／パウラ・モーターゾーン＝ベッカー 297／カール・ホーファー 299／リオネル・ファイニンガー 301／オスカー・ココシュカ 304／ジョージ・グロス 313／マックス・ベックマン 324／オットー・ディックス 330 |
245 |
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第５章 ロシアの画家 マルク・シャガール 334／構成主義者 341 |
333 |
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第６章 青騎士 フランツ・マルク 358／ワシリー・カンディンスキー 368／パウル・クレー 381 |
351 |
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第７章 彫塑 |
397 |
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解説・あとがき |
423 |
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カール・アインシュタイン略年譜 |
453 |
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主要参考文献 |
458 |
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カール・アインシュタイン [Carl Einstein] (1885―1940) 1885年ノイヴィート生まれ、ユダヤ系。ベルリンで美術史・哲学を学び、小説家・美術史家・批評家として活躍。スパルタクス団蜂起の際にはバリケードに立つ。1928年パリに移住。1936年スペイン市民戦争に反ファシズムの闘士として参戦。1940年ドイツ軍によるフランス占領後、ゲシュタポの手に渡されるのを拒み、ポー川に投身自殺、7月5日のことであった。『ベビュカン』『不屈のプラトン主義者』『悪しき福音』他。ヘルツフェルデ兄弟やグロスとともにダダ雑誌「破産」や「くそ真面目」を編集。『二十世紀の芸術』は『黒人彫刻』と並んでモダニズム芸術の基本書として高く評価されている。 鈴木芳子 [すずき よしこ] 1987年早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了。ドイツ文学専攻・翻訳家。1999年ゲーテ・エッセイコンクール受賞（ドイツ語）。訳書にヒュルゼンベック編著『ダダ大全』、カール・アインシュタイン『ベビュカン』『黒人彫刻』、ミュノーナ『スフィンクス・ステーキ』、カール・ローゼンクランツ『醜の美学』（いずれも未知谷）他。『ベビュカン』にてM. ダウテンダイ（日独翻訳）賞受賞。 |
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小社刊のカール・アインシュタインの著作物 [ベビュカン あるいは奇蹟のディレッタントたち] [黒人彫刻] |
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