未知谷の刊行物【芸術 / 国内文学】



 
パリの絵描きの夢舞台
宇津宮功 著
四六判上製336頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-317-4 C0071



1967年美大卒業後に横浜港を出発、憧れの地パリへ――
パリ国立美術学校、五月革命
サム・フランシスのアトリエでの制作……
異国での幸運な邂逅が青年を勇気づけ
独自の技法スプレー絵画でデビューを飾り
パリの大画廊オーデルマットと専属契約を果たす
 
貧困、栄光、挫折、出会い、死
日記を元に繙かれる、画家の奮闘
これからパリを目指す画家たちに贈る
パリで成功した画家の40数年の軌跡!


目  次

第1章 受胎 1945―1967
トルコ玉色の空 10/浮き沈みのない世界 11/炎舞 13/渡仏 18

第2章 舞態 1967―1970
パリ 22/ヒッチハイク 24/人種差別 25/パリ国立美術学校 27/一九六八年フランス五月革命の嵐 29/風景画家サム・フランシスのアトリエ 30/訣別 34/カッシャン町の半地下生活 37/イタリアへの旅――「チャルボニパース」と「キターエツ」 39/芸道に魅入る 43/パリに引っ越す 46
21 
第3章 干渉 1971―1972
コルベラ 50/パリジェンヌ、アンヌ・ソヴァージュ 51/出稼ぎ、スキクダ 53/夜の訪問者アラン・キューニー 57/職業「絵描き」開始 60/「神戸」と親分パトリック・セリエ 61/栗田亮氏 63/五年ぶりの帰国 65/ガレリア・グラフィカ個展 67
49 
第4章 折りたたまれた人間達 1973―1976
デンマーク画商ボルジュ・ビルク 70/石男 72/女傑エリーズと“星の王子さま”ローマン・シュレイパー夫妻 73/南仏フィトゥー村 75/初めてのフィトゥー村生活 78/ナチュラリストのアフロディテ海水浴場 81/フィトゥーナン、マドレーヌ 84/クロード・ジョンゲン画廊個展 86
69 
第5章 黄色い河 1977―1982
トラヴェルシェール通り八〇番地 92/絵本「オイト」 94/聖人ケース・ヴァン・ビンリンゲンの風車 97/ロマネスク教会 99/ケースの捕虜の記憶 101/映画監督ジョルジュ・ゼドラー夫妻と短篇映画「カンディンスキー」 103/リヴ・ゴーシュ画廊個展 105/マンネリ打開を模索する 107/聖人ケースの絵 108/雌雄両態 110/サムエルの宝物 113/恩師小笠原哲二氏を見舞う 114/自己増殖と遊戯性 115/アッティラ大王、虹に舞う 116/スプレー制作を続けるべきか? 120/フィトゥー村、彼岸花白く風に舞う 123/夏の家建設ラッシュ始まる 124/三ヶ月間、片足での制作 126/中古車購入、フィトゥー村へ 129/海中療法、右足快癒 132/ガリーグのナチュラリストたち 135/白ウサギ、ジャノーたちの末路 136/マイヨールのモデル、ディナ・ヴェルニー女史 138/職業病 140/欧の教育問題 141/残雪の唄 143/舞踏人 146/ドロール・パパ 148/フィトゥー村それぞれ 150/死を選んだ日 154/ベルギー・ブリュッセル、スザンヌとロジェ宅訪問 155
91 
第6章 胎動 1983―1989
パリで一番安い市が並ぶアリーグル広場 162/画商との一騎打ち 164/画商を夢見るディナ・マルコ 167/絵描きの仕事 169/画商エルベ・オーデルマット氏の経歴 170/ゼドラー夫人アンナ永眠 171/オーデルマット画廊 173/一から出直し 174/画商の力量、契約 177/利き酒に村中の酒蔵をまわる 179/ムッシュ・ルキャートルのフィトゥー庭園 181/手相のない手 183/トシエの受難 185/ドイツ・コルンヴェストハイムの画廊祭り 188/《黄色い河》への序曲 194/青の時代へ突入 196/事始め 197/《花人》シリーズ始める 200/春を待つ 201/司会者ミシェル・シャピュイ 204/マドレーヌの形見 207/リュカート・フランキー駅構内風景 209/ドイツ個展騒動 210/作品搬出 215/売れっ子作家のスノビズム 217/九官鳥の佐助 220/ダブル・パンチ 221/パリの憂鬱から逃れる 223/秣入れの秘密 224/画廊契約解除 226/ディレッタント、レイ氏 228/エスパース・カイヨー石版画工房 231/賢婦人ジャクリーヌの城 234/黄河世界の住人 235/抒情表現展 237/濁流走るフィトゥー村 240/アッティラ大王風に舞う 241/制作意欲旺盛なシャピュイ氏 242/白黒に色彩の夢 244/ボルドー個展 246/港町クロワジック 247/ルーアン訪問 249/日本大使館での個展 250/「地上の神話世界あるいは変身譚」 252/ピポとミミ、猫に襲われる 256/家探し開始 258/アメリカ人画商 263/ルーアン市現代美術センター個展 264/ヴィリエに引っ越す 265/ドイツ展オープニング 267/サボテンの花 268
161 
第7章 生物圏保護区 1990―1998
種の絶滅はイメージの絶滅 272/デェジー 273/女画商セレス・フランコ 274/父永眠 276/ベゴニア・フラミンゴ 278/アベル 280/ベゴニアにはまりこむアベルの傷 282/ガラス絵制作 284/アベル第二の受難 285/セレス・フランコ美術館 287/アベルの小屋 289/スイス、サーネン訪問 290/フィトゥー正面壁工事終わる 292/心理学者ロジェ・スナッカー氏永眠 294/アベルの初恋 295/悪い冗談 297/壁画制作 298
271 
第8章 非・場 1999―2003
赤い壺 302/動物に取り付くダニ 303/フィトゥー随想 304/《生物圏保護区》からの脱出 306/非・場 308/ラ・ラメティエール・プロン城 310/「羅針盤のない旅行者展」 312/恥らう乙女カシュカシュ 314/トークショー「作家との邂逅」 318/ティエール通り並木再生 321/階段から落ちるアベル 323/無常 325
301 
むすび
329 

宇津宮功 [うつみや いさお]
1945年盛岡生まれ。1967年武蔵野美術大学造型学部油科卒後、渡仏。1968年サム・フランシスのアトリエで制作、氾ヨーロッパ的美術集団コブラ・グループに接近。1970年にスプレー絵画《干渉》シリーズを開始し、無意識下を表出させる鮮やかな色彩による独自の境地を得て、《折りたたまれた人間達》《黄色い河》シリーズを展開。1980年より絵筆による作品を模索しはじめ、《生物圏保護区》《非・場》シリーズに続く。1983年にパリ有数の画廊オーデルマットと専属契約。現在、“飛ぶ為に落下する人”(舞態)をテーマに制作。国内外の個展多数。パリ近郊ヴィリエ在住。
 
主な個展・グループ展
1971年オステンド市ヨーロッパ賞銀賞受賞(オステンド、ベルギー)
1972年アトリエ画廊個展(オステンド、ベルギー)、「ヨーロッパの日本人作家」展(京都・東京両国立近代美術館)
1976年クロード・ジョンゲン画廊個展(ブリュッセル)
1978年リヴ・ゴーシュ画廊個展(パリ)
1979年第11回国際絵画フェスティヴァル日本代表(カーニュ=シュル=メール、フランス)
1980年舞踏文化センター画廊個展(パリ)、ローイユ・ドゥ・ブッフ画廊個展(パリ)
1981年フォンダション・ヴィトリー賞受賞(ヴィトリー、フランス)
1983年ガイゲェー画廊個展(コルンヴェストハイム、ドイツ)
1988年ルーアン市現代美術センター個展(ルーアン、フランス)
1992年シリーズI 岩手の現代作家「宇津宮功展」萬鉄五郎記念美術館(岩手県)
1998年「宇津宮功 渡仏30年記念展」福岡市美術館(福岡県)
1999年久慈市文化会館壁画(岩手県)
2002年ジャン・デュビュッフェへのオマージュ展「羅針盤のない旅行者展」ポンピドゥー・センター(パリ)
2003年第6回イル・ド・フランス美術フォーラム「野生の欲望」ボリス・ヴィアン文化センター(ウリス、フランス)
2004年ホワイト・エレファン画廊個展(パリ)
2007年「渡仏40年―パリで紡がれる神話世界 宇津宮功展」岩手町立石神の丘美術館(岩手県)
2009年シュレイパー画廊個展(ブリュッセル)
2010年グラン・エテルナ画廊個展(パリ)


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