未知谷の刊行物【芸術 / 海外文学】



 
詩と絵画 ボードレール以降の系譜
ジャック・デュパン,ジャン=ミシェル・レイ,レジナルド・マクギニス,吉田裕,鈴木雅雄,丸川誠司 著 / 丸川誠司 訳
四六判上製240頁 2,400円(税別)
ISBN978-4-89642-360-0 C0098



美術との連携を試みる詩と批評の新たな実践
かたや詩人に共犯者を求める美術家たち――
ボードレール〜シュルレアリスム〜戦後仏詩
日本と欧米の研究者五人に、詩人一人
フランスにおける〈詩と絵画〉の特殊な磁場
言葉とイメージの相関を探る論集
参考図版57点
 
2007年9月、国際シンポジウム
「詩と造形芸術、二つのポイエーシスの対話」の成書化


目  次

はじめに

欠乏の像――ボードレールと何人かの詩人 ジャン=ミシェル・レイ
17 
十八世紀の読者ボードレール――詩、魔術、絵画 レジナルド・マクギニス
53 
二つのマネ論――バタイユとフーコーの場合 吉田裕
76 
大鳥かごのなかのアンチ=ナルシス――アンドレ・ブルトンの詩的エクリチュールと「視覚性」の問題 鈴木雅雄
113 
素描、言説、疎通――デュパン、ボンヌフォワ 丸川誠司
143 
ミロとジャコメティを巡って ジャック・デュパン(聞き手・丸川誠司)
182 
即興の色――ミロ ジャック・デュパン(丸川誠司訳)
204 
不可能な現実――アルベルト・ジャコメティ ジャック・デュパン(丸川誠司訳)
218 
素描、詩 ジャック・デュパン(丸川誠司訳)
230 
あとがき
233 

ジャック・デュパン [Jacques Dupin]
1927年生まれ。イヴ・ボンヌフォワ、フィリップ・ジャコテ、アンドレ・デュブーシェと並び、シュルレアリスム以降の世代を代表するフランスの詩人。ボンヌフォワ、デュブーシェ及びミシェル・レリス、パウル・ツェラン等と、詩と美術の雑誌『レフェメール』誌を刊行(1966-72年)。ミロ、ジャコメティ、ブラック、タピエス、ベーコン、チリーダ、アダミ等の友人であり、彼らに関する著作多数。ミロの作品擁護団体会長、作品の鑑定にも携わる。
代表的詩集:『具眼の体 Le Corps clairvoyant(1963―1982)』(1999年)、『バラス Le Ballast(1976―1996)』(2009年)。代表的美術論:『ミロ 』(2004年、初版1961年)。『無限のマチエール:タピエス 』(2005年)、『アルベルト・ジャコメティ:ある肖像のかけら 』(2008年)、『ありとあらゆる方法で Par quelque biais vers quelque bord』(2009年)。邦訳『アルベルト・ジャコメティ:あるアプローチのために』(1999年、現代思潮新社)。
 
ジャン=ミシェル・レイ [Jean-Michel Rey]
1942年パリ生まれ。パリ第八大学名誉教授。哲学、文学、美学。ニーチェ及びフロイトを巡る著作『記号の賭け L'Enjeu des signes』、『フロイトの行程 Le Parcours de Freud』から出発。カフカ、ペギー、アルトー、ヴァレリー等に関する著作多数。
近著:『タブローとページ Le Tableau et la page』(1997年)、『信用の時間 』(2002年)、『作品の約束 』(2003年)、『聖パウロまたは両義性 』(2009年)、『不安な時代での忘却 』(2010年)。
 
レジナルド・マクギニス [Reginald McGinnis]
ヴァンクーヴァー生まれ。アリゾナ大学教授。スタンフォード大学でミシェル・セールとルネ・ジラールに師事。主に18-19世紀フランス文学・思想研究。
著書:『聖なる淫売――ボードレールについてのエッセイ 』(1994年)、『〈欺瞞〉の起源についてのエッセイ Essai sur l'origine de la mystification』(2009年)。
 
吉田裕 [よしだ ひろし]
早稲田大学教授。近代フランス文学、近代日本文学研究。
近著:『バタイユの迷宮』(2007年、書肆山田)、『日本におけるフランス研究 』(2010年、Presses universitaires de Louvain、共著)、『危機の中の文学』(2010年、水声社、共著)、『これからの文学研究と思想の地平』、(2007年、右文書院、共著)。訳書:『聖なる陰謀――アセファル資料集』(2007年、ちくま学芸文庫、共訳)等。
 
鈴木雅雄 [すずき まさお]
早稲田大学教授。パリ第七大学文学博士。シュルレアリスム研究。
著書:『シュルレアリスム、あるいは痙攣する複数性』(2008年、平凡社)、『ゲラシム・ルカ』(2009年、水声社)、『シュルレアリスム美術を語るために』(2011年、水声社、共著)。編著:『シュルレアリスムの射程』(1998年、せりか書房)、『文化解体の想像力』(2000年、人文書院)。訳書:サルバドール・ダリ『ミレー〈晩鐘〉の悲劇的神話』(2003年、人文書院)等。
 
丸川誠司 [まるかわ せいじ]
早稲田大学准教授。パリ第八大学文学博士。フランス現代詩等研究。 著書:『マチエールをつかむ:デュブーシェ、デュパン、ジャコテ 』(1999年、Presses universitaires de Septentrion)、訳書:ミシェル・ドゥギー『愛着』(2008年、書肆山田)。
最近の論文:"", . "Yves Bonnefoy et les peintres du silence", Rivista di Letterature moderne et comparate, Vol. LXIII-fasc. 3, Pacini, 2010.


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ジャック・デュパン/ジャン=ミシェル・レイ/レジナルド・マクギニス/吉田裕/鈴木雅雄/丸川誠司 著
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