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〈うつわ〉としての自分の中身を問う
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花崎皋平 著
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四六判上製120頁 2,000円(税別)
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ISBN978-4-89642-768-4 C0010
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1931年東京生れ94歳。独逸観念論、就中ヘーゲル研究から出発した著者は足掛け八年北大の教員を勤め、不惑にして民衆思想を関心の中心に据える著述業に転じた。以来五十余年現場に足を運び、土地と人との出会いに重きを置いて、既成の西欧近代の機械論的パラダイムで捉えきれない人々の認識論を明らかにすべく、従来の枠組を超える新たな哲学を探求する。
逃走線を大乗仏教は龍樹の「空」レンマの論理に見出だせるか?! 著者自身がつづる簡明な総括。
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目 次
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頁
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第一章 レンマの思想を探求する
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5
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第二章 人称的世界の構造と論理
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13
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第三章 述語論理とレンマの論理
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32
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第四章 読書から学ぶ
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55
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その1 論集『21世紀のマルクス―マルクス研究の到達点』を読む
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55
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その2 樋口陽一の「憲法」をめぐる思想と理論
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62
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その3 鹿野政直と沖縄
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69
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その4 彦坂諦『ある愛国青年の転生』
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76
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その5 井上勝生『明治日本の植民地支配』
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81
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その6 孫歌『思想史の中の日本と中国』
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86
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その7 パウロ・フレイレ『被抑圧者の教育学』
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92
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その8 デイヴィッド・グレーバー、デイヴィッド・ウエングロウ『万物の黎明』
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97
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その9 マリア・ミース『家父長制と世界的規模の資本蓄積』
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98
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第五章 思索の歩みをたどって
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102
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終わりに――思索の変遷
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111
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花崎皋平 [はなさき こうへい]
1931年 東京生まれ。
1964年から1971年まで、北海道大学文学部教員(西洋哲学)
以後、文筆業。
著書:『マルクスにおける科学と哲学』、『生きる場の哲学』、『静かな大地――松浦武四郎とアイヌ民族』、『田中正造と民衆思想の継承』、『アイデンティティと共生の哲学』、『天と地と人と――民衆思想の実践と思索の往還から』など。
詩集:『風のとおる道』、『いのちへの旅』『チュサンマとピウスツキとトミの物語他』など。
翻訳:カレル・コシーク『具体的なものの弁証法』、チャン・デュク・タオ『言語と意識の起原』他。
編著:『ヤポネシア弧は物語る 島々は花綵』
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