未知谷の新刊案内

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北区西ケ原 留学! できますか?
澤井繁男 著
四六判上製224頁 2,400円(税別)
ISBN978-4-89642-616-8 C0093



あの頃――あの場所――
男の〈幻想〉と女の〈期待〉が交差する青春小説
 
《英語は会話も含めて完璧、そして専攻語も》
この神話を武器に、就職率は抜群という外大ブランド
しかし一五種の専攻語によって状況も違い脱落者も出る
インドネシア語科では、オランダ語に関心を寄せる学生もいて
チェコ語科では、将来を考え英会話教室へ通う学生もいる
インドネシア語学科に集う男女の目的と恋愛模様(第I部)
浪人生活を送ったクラシック好き、チェコ語を学ぶ青年の日常(第II部)



 
帝室劇場とバレエ・リュス
マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ

平野恵美子 著
四六判上製480頁 5,000円(税別)
ISBN978-4-89642-615-1 C0073



ロシアのバレエはいかにしてヨーロッパに進出したか。20世紀初頭、一躍世界的な名声を得たバレエ・リュスの前史から成立の経緯、表現の冒険まで。
 
史料から飛び出して語りかけてくる芸術家たち、
そして作品――
「プティパを殺したのは誰か?」
「食い違う証言! 作品の真実の姿は…」
ロシア・バレエの黄金期について深く知りたい
一般の愛好家も、ぜひ手元に置いておきたい一冊
(長野由紀氏による跋より)
 
先人たちの研究成果や《年鑑》を地道に(あるいは愚直に)分析することにより、平野さんはロシアを題材とするバレエ《火の鳥》を、《せむしの小馬》に代表される一九世紀ロシアの帝室劇場の視点から読み解いてゆく。……通時的でオーソドックスなアプローチだと言えるが、却ってそれだけに新鮮である。(赤尾雄人氏による跋より)



 
よみがえる荒地 戦後詩・歴史の彼方・美の終局
山下洪文 著
四六判上製736頁 8,000円(税別)
ISBN978-4-89642-614-4 C0095



それぞれの自我と主体――
荒地派の主要詩人8人を
包括的に網羅して論究
なにより現代詩は
ここからの再出発を
希求している……
 
戦争は「光」ではなかった――
一九四五年八月十五日、大日本帝国が滅亡したその日、若き詩人たちは「荒地」に立ち尽くした。青春のすべてを賭けた戦争は、心身に消えない傷を残した。彼らは、その傷痕をひたすらに見つめ、そこから滴り落ちる血で詩を書き始めた。
本書は、戦後詩の始まりを告げた荒地派の営為を克明に辿り、その真の意義を現代に突きつけるものである。鮎川信夫、北村太郎、木原孝一、黒田三郎、田村隆一、中桐雅夫、三好豊一郎、吉本隆明……その詩、思想、人生のすべてが、いまよみがえる。



 
西比利亜の印象
ミハイール・プリーシヴィン 著 / 岡田和也 訳
四六判上製128頁 1,500円(税別)
ISBN978-4-89642-613-7 C0097



文化の豊かさこそが人を幸福へと誘い
言葉の豊かさこそが文化を成熟させる
文体と言葉で楽しむ文学
 
旅することが、詩であるような、プリーシヴィンの世界。北方、極東、西比利亜、中央亜細亜……。この「露西亜の自然の歌い手」は、国境を跨ぎ踰えて歐亜大陸の「奥の細道」を無心に流浪います。草を枕に、筆を杖に、墨を糧に、星を羅針に、心の趨く儘、辺境を目指して。とは云え、抑々、この作家の心の裡には、中央も辺境もなく、作家の視坐の移ろいと共に、両者は揺らぎます。……過客の「私」と「黒い亜剌比亜人」が描かれるこの二つの作品を翻譯していると、何ものにも囚われぬ、万象への透んだ眼差しが連想されます。(「訳者あとがき」より)

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心おどる昂揚 輝くアイルランド
アリス・テイラー 著 / 高橋歩 訳
四六判上製224頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-612-0 C0098



アイルランドの牧場
昔ながらのやり方を尊ぶ
慎ましい暮らし
日常のきらりと輝く瞬間
それをしっかりと掴むこと
きらきら輝く天然石が
詰まった小箱のような
日々が輝く隨筆集



 
らあらあらあ 雲の教室
岩田道夫 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-611-3 C0093



シュールなエスプリが冴える!
連作掌篇集
 
給食のおばさんは
フンフンフン
と、鼻唄を歌いながら
トントントン
と、だいこんを輪切りにしました。
こつこつこつ
と、給食のおばさんは
靴も鳴らしました。
ふつふつふつ
と、おなべは煮えました。
だあだあだあ
と、給食係の生徒がやって来て
カチカチカチ
と、みんなのスプーンやらお皿やら、……(「らあらあらあ」より)
 
『コロボックル物語』の佐藤さとる氏主宰『鬼ヶ島通信』通巻50巻より厳選45話



 
西行抄 恣撰評釈72首
工藤正廣 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-609-0 C0095



西行歌72首その評釈と
ステージ論、音韻論など5篇のエッセイ
 
このあいだまでロシア詩の研究だったので、あちらの詩の評釈にはそれなりに慣れ親しんだことだ。その技法を杖にして、西行の歌の山路を歩かせてもらった。実に恣意的な撰であるので、「勅撰」をもじって、「恣撰」評釈とでもいわれようかと思う。……この一書が、現在の若き人々が西行歌を愛でる機会の一つともなれば、それに過ぎたる幸もない。
(本書「序」より)

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ポーランド・ポズナンの少女たち
イェジッツェ物語シリーズ22作と遊ぶ

田村和子/スプリスガルト友美 著
四六判上製256頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-610-6 C0098



1977〜2018年の40年、22作にわたって
読者と一緒に成長してきた大人気児童文学
マウゴジャタ・ムシェロヴィチ作
《イェジッツェ物語シリーズ》
 
ポーランドに実在するある街角
行き来する少女たちとその家族たち
互いに傷つけて反省して助けられて大人になっていく
ポーランドで知らない人はいない大人気シリーズと
舞台になった街角を日本語訳者がアテンドする文学散歩



 
ボヘミアの森と川 そして魚たちとぼく
オタ・パヴェル 著 / 菅寿美,中村和博 訳
四六判上製224頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-602-1 C0097



ずっと彼らを見ていると、
不意にわかってきた。
兄貴は満足しているのだ。
変わりなく魚を
釣っていられることに。
水辺にいて
そのそばを川がめぐり、
川向こうには森が広がり、 そこでは雉がまた喜びに叫び、

湿った土の中から
ミミズを掘り出して食べている、
そういったことに。(本文より)

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郷愁 みちのくの西行
工藤正廣 著
四六判上製256頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-608-3 C0093



一一八七年六十九歳の西行は
奈良東大寺大仏滅金勧進を口実に
藤原秀衡のもと平泉へと
四〇年の時を閲して旅立った
 
ただその一点から語り起こす物語
みちのくの歌枕とは何か
俊成、定家といった宮廷歌人とは一線を画す
西行の歌心とは何か  
 
……食うに困って冬の間に餓死する人々の救済も実行し、一人の餓死者凍死者も出してはならない。そうして何よりも生きるうえでの喜びが必要だが、それは、いいかい、歌だ。歌を詠むことだ。どんなにへたくそでもいいから彼らが歌を詠むようになることだ。自然に恵まれているのだから自然を自分の日々のことばで歌えばそれでいいのだ。……歌はことばだ。ことばは心だ。人は心で生き死にする。むろん、そこそこ食うことが先決だが、その食うことの意味も、歌によって理解するのだ。人々には善きことばだけがいま一番必要なのだ。(本文より)



 
ハバーロフスク断想 承前雪とインク
岡田和也 著
四六判上製216頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-607-6 C0095



露文を出て、ソ連のレコードを
輸入販売する会社で働いていました……
「行くなら、今しかないよ」
若者はその後、
ソビエト連邦の極東・ハバーロフスクヘ
国営放送「ロシアの声」
翻譯員・アナウンサーとして廿余年
ソ連で二年余、ロシアで十九年余の
衣食住を描いた『雪とインク』が大好評!
続篇は街、言葉、四季、異邑をテーマに
近くて遠い国を巡るエッセイ93篇
 
*『雪とインク』への多和田葉子氏評
「戦前の訳者たちは未知の文学を日本語の中に取り入れるために、忘れられかけた濃厚で艶のある漢字を掘り出してきてルビを巧みに使い、時間的にも地理的にも重層的、多言語的な優れたテキストを作り上げていた。島国では色褪せていったその記憶をひとり大陸で熟成させ、磨き上げ、今の時代に持ち帰り、魅力的な鉱石として提示してきたこの本に心から感謝したい」



 
雑文の巨人(マエストロ) 草森紳一
柴橋伴夫 著
四六判上製272頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-606-9 C0095



既存の批評家や評論家とは全く違うジャンルの多様さ
世人は彼に〈雑文家〉という肩書をつけた
しかし、その仕事はとうてい
〈雑文〉などという言葉にはおさまりきらない
知のフィールドは無限だった
 
***
自ら興趣を覚え、納得するまで書を漁り
他者の評価に拘らず書き尽す
それが自分が生きるということ
 
草森紳一の仕事を振り返り
草森紳一その人を振り返る



 
ファおじさん物語 秋と冬
岩田道夫 著
四六判上製224頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-604-5 C0095



最良の選択かも知れません――
この本は10歳前後の日本語能力で読めるようにできていますが、30歳になった作者が自分の一番読みたい物語をと創作しました。
誰もが心のどこかに秘めている清らかな部分に直接届くような秋から冬にかけてのスケッチ18篇です。
一篇一篇と読み進めているうちに、日常のさまざまな抑圧から少しずつ解き放されて行き、時がゆっくりと流れていることに気づかれるでしょう。
そこからは、あなた自身の物語が始まるかも知れません……

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私、骨董屋やってます
浦田寿乃 著
四六判上製224頁 2,200円(税別)
ISBN978-4-89642-605-2 C0095



私の名は「オジョウ」。和物専門の骨董屋をやっている。本業は寺の大黒(寺の奥さんのこと)である。境内の山門外にもと美容院だった小さなお店を出している。寺の仕事の合い間だから、たいした品物もない、ささやかなお店である……(本文より)
 
とは言いつつも、お人形、着物、簪、古伊万里、民間仏に混じる円空作の仏像や古い切手などなど、ほしいものや集めたいもの、面白いものがありそうだとなれば、山形静岡六本木、すぐに駆けつけて手に取ってみる。骨董屋のオジョウの実体験に材を取った慌ただしくも楽しい日々を描く連作短篇



 
ファおじさん物語 春と夏
岩田道夫 著
四六判上製192頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-603-8 C0095



最良の選択かも知れません――
この本は10歳前後の日本語能力で読めるようにできていますが、30歳になった作者が自分の一番読みたい物語をと創作しました。
誰もが心のどこかに秘めている清らかな部分に直接届くような春から夏にかけてのスケッチ20篇です。
一篇一篇と読み進めているうちに、日常のさまざまな抑圧から少しずつ解き放されて行き、時がゆっくりと流れていることに気づかれるでしょう。
そこからは、あなた自身の物語が始まるかも知れません……



 
日本人と西洋文化
にしくにさき 著
四六判上製304頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-601-4 C0010



日本人とは何か
どこが西欧と違うのか
そしてそれは何故なのか
 
西洋の近代精神(近代的思考)の成り立ち
日本の伝統的な感性(和魂)のありかた
ドイツ人のオイゲン・ヘリゲルのこと
ヘーゲルと西田幾多郎のこと
そして、身につけた近代的思考を
日本の伝統的な感性(和魂)のなかに根拠づけるには…



 
神の名前
煖エ克典 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-600-7 C0093



高校二年で小説家になろうと決意して、
二十一歳のとき作家に会いに行った。
(……)
しどろもどろに話したとき、
「わかった。もういいよ。きみは小説の手法を話しに
来たわけじゃなくて、人生相談に来たってことだ」
一拍あって、
「きみみたいな若いのがよく来るんだ。そういうとき、
ぼくははっきりと伝えることにしている。
きみに小説は書けない」(本文より)
 
以来四十年余、ひたすらフリーライターとして筆力を研いた渾身の作。飄々と切実 本格文芸作品

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犬と負け犬
ジョン・ファンテ 著 / 栗原俊秀 訳
四六判上製224頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-599-4 C0097



「永遠の息子」ジョン・ファンテが
「父親」の目線で書いた唯一の作品
そして代表作で、最も愛されてきた逸品
秋田犬も全編にわたって登場!
夢見るのはローマ、ナヴォーナ広場…
 
*フランス映画 'My Dog Stupid' ('Mon chien Stupide') 2019製作
イヴァン・アタル監督、シャルロット・ゲンズブール主演、日本公開予定



 
仙童たち 天狗さらいとその予後について
栗林佐知 著
四六判上製216頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-598-7 C0093



太宰治賞作家による第三作品集
 
それぞれに問題を抱えた4人の少年少女
彼らを救った不思議な体験は
各地に残る天狗伝説とどんな関係が……



 
ふくふくふく 不思議の犬
岩田道夫 著
四六判変型並製64頁 1,000円(税別)
ISBN978-4-89642-597-0 C0795



ほのぼのとしたメルヘンの中に小さな真実が──
 
論理学が世界を知る道具であるなら
メルヘン絵本〈ふくふくふく〉は
日常のふとした真実と共振する
小さなオルガノン
 
「ふくふく 犬くん
きみは いったい 何なんだい?」
 
「ボクは ほんとはきっと 風か なにかだと思うよ」


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