未知谷の新刊案内

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花のように、自然の中に
江戸の空には鴇(トキ)が飛んでいた

大川公一 著
四六判上製184頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-681-6 C0012



穏やかでやわらかい倫理
 
日本の芸術を研究してみると、あきらかに
賢者であり哲学者であり知者である人物に出合う。
彼はただ一茎の草の芽を研究しているのだ。
彼ら自らが花のように、自然の中に生きていく――
(ゴッホの手紙、テオドル宛より)
 
少年時代に経験した自然の豊かさと
青年時代に抱いた日本の西欧型近代化への疑念
それは一つの大きな問いとなって
文学、美術、哲学・思想、歴史、宗教学、民俗学、
文化人類学、考古学等、多岐に渡る書物を繙かせた。
長年の誠実な思索が、読者に幸せに生きる糸口を提供する



 
チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集
第三巻 市場経済

矢吹晋 著
四六判並製函入432頁 2,700円(税別)
ISBN978-4-89642-673-1 C0322



2022年9月29日
日中国交正常化50周年記念出版
 
情報蒐集と分析洞察力は
世界でも有数のチャイナウオッチャー
 
日中戦争から文化大革命
周恩来、毛沢東の死、天安門事件
激動の中国
市場経済の積極的密輸入と
経済が解る朱鎔基の実務力
経済の変化から中国を見る
 
 
発刊の辞  著者:矢吹晋
 
新年号を令和と定めた政府は『万葉集』の「梅花の歌」序が典拠だと説明した。即座に『文選』と野次が飛んだ。『紫式部日記』を読むと、一条天皇后彰子に漢籍の個人教授を務めた事実が記録されている。『源氏物語』は「長恨歌」などを換骨奪胎したもので、漢籍という骨格を抜くと、日本が世界に誇るこの物語は成立しない。ここに和魂漢才を駆使した先人たちの努力の成果を読み取れる。隣の大国と一衣帯水の島国日本が二〇〇〇年にわたって独立を堅持しえた秘密はこの巧みな和魂漢才術に隠されていよう。天安門事件当時、日本政府は欧米諸国の対中制裁論を排して、日中関係の発展拡大のために知恵を絞った。日本にとって、隣国の政治・経済的安定こそが国益なのだ、と説いて経済協力を継続した。これは中国経済が市場経済へ飛躍する大きな踏み台となった。今年は不幸な日中戦争に終止符を打って国交を回復して五十年となるが、両国関係は冷え冷えしたものに一変している。一部の中国崩壊論者の願いにもかかわらず、中国はますます豊かになり国防力も増大している。ここに崩壊論に代わって脅威論が登場し、今や空前の賑わいぶりだ。私は田中角栄訪中の前後からチャイナウオッチを自らの仕事としてきたが、〈変わる中国・変わらざる中国〉を複眼で観察し直すために、旧稿を再読してみた。中国という巨龍は、観察者の思惑を遥かに超え宇宙まで飛翔する。そのとき、日本は糸の切れた凧の運命を避けるために何を選ぶべきであろうか?

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歌とフラシュキ Pieśni i fraszki
《ポーランド文学古典叢書》第10巻

ヤン・コハノフスキ 著 / 関口時正 訳
四六判上製272頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-710-3 C0398



ポーランド文学古典叢書第10巻
16世紀、近代ポーランド文学の礎を築いた詩人ヤン・コハノフスキ
その歌(歌唱)とフラシュキ(戯れ歌)は、今日もポーランドの中学国語で最初の教材であり、多くの文学者に影響を与えてきた
格調高く典雅な歌から、俗で卑猥な言葉まで
激越な弾劾から、囁き声の告白まで
コハノフスキの自由で豊かな言葉の世界へようこそ



 
奪われた革命 ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』とレーニン最後の闘争
石井信介 著
四六判上製248頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-679-3 C0098



あまりにも見事な政治情況の観察と分析! その文学的表現!! 
ソ連国内で62年間発禁だったブルガーコフの問題作『犬の心』が
写し取っていたものとは何だったのか? 何故の発禁処分か?
執筆当時の社会状況、人間関係、思想状況、全てを明らかに――
 
ミハイル・ブルガーコフ『犬の心』
(著者による新訳にて同時刊行)と
一qに読みたい、一冊丸々解説の本
 
レーニン没後のソ連に何が?



 
犬の心 怪奇な物語
ミハイル・A・ブルガーコフ 著 / 石井信介 訳
四六判上製272頁 2,400円(税別)
ISBN978-4-89642-678-6 C0097



レーニンの死から一年後に執筆
ペレストロイカまでソ連国内で62年間発禁
現在はロシアの高校生の必読作品となった
ブルガーコフ33歳の大問題作、新訳!
 
97項目50頁超、充実の訳注で作品のディテールを見逃さない!
 
【本篇の梗概】 吹雪の中、モスクワ中心街の一角、やけどを負ってトンネル通路で苦しんでいる野良犬が医師に拾われる。この医師はちょっと偏屈だが、実はホルモン研究とアンチエイジングの世界的権威であり、彼の自宅兼診療所には有能でハンサムな若い助手、バイタリティのある料理女、美しいメイド兼看護師がいる。犬が彼らに囲まれて安穏な生活が送れると思ったのはつかの間、ある日突然手術を施されて人間に改造されてしまう。このもと犬はさらに住宅委員会の幹部に洗脳されてにわか共産主義者に成長し、ことあるごとに医師と激しく対立するようになる。手に汗握る心理戦の末、かつての飼い犬に手を噛まれた医師とその助手は、自分たちが生み出した悪夢に決着をつけることになるが……

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エヴァ・リーシナ作品集 珠玉のチュヴァシ文学
エヴァ・リーシナ 著 / 後藤正憲 訳
四六判上製240頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-677-9 C0097



ロシア連邦チュヴァシ共和国は、近隣のタタールやバシキールがロシア人支配に抵抗してイスラームを固持したなか、ロシア正教を受容し、ソ連内でロシア語以外では初めて聖書を母国語(チュヴァシ語)訳した。以来キリスト教と土着信仰との混淆によって独特の文化が醸成された。
貧困、飢餓、戦場へ息子を探しに行く「兵士の母委員会」……
著者の壮絶な体験を題材にしながら不思議な透明感と明るさ、可愛らしさにあふれる作品集。



 
ル・アーヴルの愛 大戦下の物語
ヴァレリー・トン・クオン 著 / 藪風美 訳
四六判上製368頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-676-2 C0097



ル・アーヴルは、かつてヨーロッパで最も美しい港といわれ
モネが《印象、日の出》を描いた築港の街
しかし第二次世界大戦下、連合軍が上陸を目指す
ノルマンディー地方のこの港町は
英独両軍の爆撃で壊滅
アルジェリアまで疎開した多くの子供達がいた
 
この物語は、ル・アーヴルを舞台に、
避難命令の出た1940年6月10日から
子供達がアルジェリアから引き揚げてくる
1945年8月まで、二つの家族の7人と友人が
大人も子供も、それぞれが一人称で語るコーラス小説である
 
著者の母と祖父母はル・アーヴルの出身
地道な取材で沈黙する年長者の話を聞いて執筆
フランスでは読者賞をはじめ12の賞を受賞
戦時下、犠牲を強いられる一般市民の苦悩を克明に描く
(原題:par amour)



 
チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集
第四巻 日本―中国―米国、台湾

矢吹晋 著
四六判並製函入400頁 2,700円(税別)
ISBN978-4-89642-674-8 C0322



2022年9月29日
日中国交正常化50周年記念出版
 
発刊の辞  著者:矢吹晋
 
新年号を令和と定めた政府は『万葉集』の「梅花の歌」序が典拠だと説明した。即座に『文選』と野次が飛んだ。『紫式部日記』を読むと、一条天皇后彰子に漢籍の個人教授を務めた事実が記録されている。『源氏物語』は「長恨歌」などを換骨奪胎したもので、漢籍という骨格を抜くと、日本が世界に誇るこの物語は成立しない。ここに和魂漢才を駆使した先人たちの努力の成果を読み取れる。隣の大国と一衣帯水の島国日本が二〇〇〇年にわたって独立を堅持しえた秘密はこの巧みな和魂漢才術に隠されていよう。天安門事件当時、日本政府は欧米諸国の対中制裁論を排して、日中関係の発展拡大のために知恵を絞った。日本にとって、隣国の政治・経済的安定こそが国益なのだ、と説いて経済協力を継続した。これは中国経済が市場経済へ飛躍する大きな踏み台となった。今年は不幸な日中戦争に終止符を打って国交を回復して五十年となるが、両国関係は冷え冷えしたものに一変している。一部の中国崩壊論者の願いにもかかわらず、中国はますます豊かになり国防力も増大している。ここに崩壊論に代わって脅威論が登場し、今や空前の賑わいぶりだ。私は田中角栄訪中の前後からチャイナウオッチを自らの仕事としてきたが、〈変わる中国・変わらざる中国〉を複眼で観察し直すために、旧稿を再読してみた。中国という巨龍は、観察者の思惑を遥かに超え宇宙まで飛翔する。そのとき、日本は糸の切れた凧の運命を避けるために何を選ぶべきであろうか?

12月の新刊
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チャイナウオッチ 矢吹晋著作選集
第一巻 文化大革命

矢吹晋 著
四六判並製函入400頁 2,700円(税別)
ISBN978-4-89642-671-7 C0322



2022年9月29日
日中国交正常化50周年記念出版
 
発刊の辞  著者:矢吹晋
 
新年号を令和と定めた政府は『万葉集』の「梅花の歌」序が典拠だと説明した。即座に『文選』と野次が飛んだ。『紫式部日記』を読むと、一条天皇后彰子に漢籍の個人教授を務めた事実が記録されている。『源氏物語』は「長恨歌」などを換骨奪胎したもので、漢籍という骨格を抜くと、日本が世界に誇るこの物語は成立しない。ここに和魂漢才を駆使した先人たちの努力の成果を読み取れる。隣の大国と一衣帯水の島国日本が二〇〇〇年にわたって独立を堅持しえた秘密はこの巧みな和魂漢才術に隠されていよう。天安門事件当時、日本政府は欧米諸国の対中制裁論を排して、日中関係の発展拡大のために知恵を絞った。日本にとって、隣国の政治・経済的安定こそが国益なのだ、と説いて経済協力を継続した。これは中国経済が市場経済へ飛躍する大きな踏み台となった。今年は不幸な日中戦争に終止符を打って国交を回復して五十年となるが、両国関係は冷え冷えしたものに一変している。一部の中国崩壊論者の願いにもかかわらず、中国はますます豊かになり国防力も増大している。ここに崩壊論に代わって脅威論が登場し、今や空前の賑わいぶりだ。私は田中角栄訪中の前後からチャイナウオッチを自らの仕事としてきたが、〈変わる中国・変わらざる中国〉を複眼で観察し直すために、旧稿を再読してみた。中国という巨龍は、観察者の思惑を遥かに超え宇宙まで飛翔する。そのとき、日本は糸の切れた凧の運命を避けるために何を選ぶべきであろうか?



 
コンテンポラリー・アート
デュシャン以後のアートとは

北山研二 著
四六判上製320頁+カラー口絵32頁 4,000円(税別)
ISBN978-4-89642-670-0 C1070




クリスト
ジャン・ティンゲリーとニキ・ド・サンファル
リチャード・セラ
ボルタンスキー
 
美術館やパブリック・アートへ
自然と足が向いてしまう
秘密を知ってワクワクする美術評論


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ポーランディア 最後の夏に
工藤正廣 著
四六判上製232頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-669-4 C0093



ほんのわずかであるにせよことばは
なにがしかを伝えることができる
そこにまことが含まれるかぎり
それが事実として生き残る――
人は産まれ所与の生をいきぬく
断片なりと他者に記憶されるなら
市井の小さな歴史といってよいだろう
一年のポーランド体験の記憶を
苛酷な時代をいきた人々の生を
四十年の時間を閲して語る物語
 
……ぼくは何かこう音楽的なポーランド頌歌を思っていた。できればこの物語から、音楽の旋律に似た美しさが、ポーランド語のことばからの感覚が、それとなく日本語で聞こえてくるようなことを思った。……しかし物語にもそれなりの重い主題がある。それはおそらくいつの時代であれ、愛と死ということになろうか。ぼくにはこの頌歌においてその主題を十分に歌いあげる力が不足だった。それでも、ロシアの詩人パステルナーク、ポーランドのロマン派の詩人ユリウシュ・スウォヴァツキ、ポーランド二十世紀の詩人チェスワフ・ミウォシュ、ヴィスワヴァ・シンボルスカなどの詩のことばに頼りながら、自分にできる限りの考えを探し求めた。……(「あとがき」より)



 
風雪という名の鑿 砂澤ビッキ
酒井忠康 著
四六判上製152頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-668-7 C0071



「ビッキ」は「カエル」を意味するアイヌ語。
子どもの頃からの愛称だった。
1931年、旭川でアイヌの両親の元に生まれ、
50年代上京後、澁澤龍彦を中心とする
文学サロンに出入りしながら彫刻を制作
78年、音威子府(オトイネップ)村へ移住し、
力漲る大きな木彫作品を多数作った。
なかば伝説と化した「砂澤ビッキ」と
長年、日本の美術をプロデュースし、
人間・ビッキの気に触れていた
著者との知られざる交流、その記録



 
月をみるケンタウルス 紳士の心得帳
法橋和彦 著
四六判上製232頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-667-0 C0095



馬の挙動、騎手の振る舞い、血統や体重の増減、馬場の状態……
あらゆるデータを蒐集して予想するレースの展開と出走馬の着順!
その光の奥に数字と札束しか見ないようでは紳士の遊びとは言えまい。
 
傍らに馬券、視線の先でゴールを駆け抜ける馬と騎手、そのとき心に浮かぶのは
長い人類の営み、個々の人間各々の業、喜び、美、文学に昇華された形而上学……
 
正統派ロシア文学者だからこそのディープなロシア文学への言及、
日本、中国、フランス、エト・セトラ、走る馬を見ながら専門を越え、
凡そ琴線に触れるあらゆる文学を想起する、前代未聞の競馬エッセイ――
77年〜79年日刊スポーツ連載

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さらば レフ・トルストイ
法橋和彦 著
四六判上製528頁 4,500円(税別)
ISBN978-4-89642-666-3 C0098



トルストイ研究の泰斗、圧倒的文学者の仕事
 
ガンジーはトルストイの檄文を受け、
非暴力・無抵抗でインド独立を実現させた
 
「植民地支配(悪)からの解放(目的)を善(手段)によって達成するたたかい」(本文より)
 
大事なことを、むかし読んでメモしたことも、すっかり忘れてしまう。それでいて何かのきっかけで鮮明に憶いだす。なんと不思議な光景が演出されることか。わたしはこうした別世界を今まで幾度となく観察した。
本書『さらば レフ・トルストイ』もわたしの「アーカイヴスの深い淵」より湧きでた、いわばその仲間たちの集団である。
(「さいごのページのために」より)



 
長塚節「鍼の如く」 旅する病歌人の滑稽と鄙ぶり
山形洋一 著
四六判上製256頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-663-2 C0095



長塚節の最後の仕事
連作詠全二三一首
「鍼の如く」すべてを注解
その詩学を解剖する一書
 
長くアララギ派の
「冴えの歌人・写生道の祖」と
仰がれて来た節の詠歌を
子規からじかに教えを受け
洒落っ気を誇る「根岸派」の
最後の歌人として
気ままに闊歩させ
その歌を解読!!


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