未知谷の新刊案内

書名をクリックすると内容詳細をご覧になれます

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
郷愁 みちのくの西行
工藤正廣 著
四六判上製256頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-608-3 C0093



一一八七年六十九歳の西行は
奈良東大寺大仏滅金勧進を口実に
藤原秀衡のもと平泉へと
四〇年の時を閲して旅立った
 
ただその一点から語り起こす物語
みちのくの歌枕とは何か
俊成、定家といった宮廷歌人とは一線を画す
西行の歌心とは何か  
 
……食うに困って冬の間に餓死する人々の救済も実行し、一人の餓死者凍死者も出してはならない。そうして何よりも生きるうえでの喜びが必要だが、それは、いいかい、歌だ。歌を詠むことだ。どんなにへたくそでもいいから彼らが歌を詠むようになることだ。自然に恵まれているのだから自然を自分の日々のことばで歌えばそれでいいのだ。……歌はことばだ。ことばは心だ。人は心で生き死にする。むろん、そこそこ食うことが先決だが、その食うことの意味も、歌によって理解するのだ。人々には善きことばだけがいま一番必要なのだ。(本文より)



 
ハバーロフスク断想 承前雪とインク
岡田和也 著
四六判上製216頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-607-6 C0095



露文を出て、ソ連のレコードを
輸入販売する会社で働いていました……
「行くなら、今しかないよ」
若者はその後、
ソビエト連邦の極東・ハバーロフスクヘ
国営放送「ロシアの声」
翻譯員・アナウンサーとして廿余年
ソ連で二年余、ロシアで十九年余の
衣食住を描いた『雪とインク』が大好評!
続篇は街、言葉、四季、異邑をテーマに
近くて遠い国を巡るエッセイ93篇
 
*『雪とインク』への多和田葉子氏評
「戦前の訳者たちは未知の文学を日本語の中に取り入れるために、忘れられかけた濃厚で艶のある漢字を掘り出してきてルビを巧みに使い、時間的にも地理的にも重層的、多言語的な優れたテキストを作り上げていた。島国では色褪せていったその記憶をひとり大陸で熟成させ、磨き上げ、今の時代に持ち帰り、魅力的な鉱石として提示してきたこの本に心から感謝したい」



 
雑文の巨人(マエストロ) 草森紳一
柴橋伴夫 著
四六判上製272頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-606-9 C0095



既存の批評家や評論家とは全く違うジャンルの多様さ
世人は彼に〈雑文家〉という肩書をつけた
しかし、その仕事はとうてい
〈雑文〉などという言葉にはおさまりきらない
知のフィールドは無限だった
 
***
自ら興趣を覚え、納得するまで書を漁り
他者の評価に拘らず書き尽す
それが自分が生きるということ
 
草森紳一の仕事を振り返り
草森紳一その人を振り返る



 
ファおじさん物語 秋と冬
岩田道夫 著
四六判上製224頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-604-5 C0095



最良の選択かも知れません――
この本は10歳前後の日本語能力で読めるようにできていますが、30歳になった作者が自分の一番読みたい物語をと創作しました。
誰もが心のどこかに秘めている清らかな部分に直接届くような秋から冬にかけてのスケッチ18篇です。
一篇一篇と読み進めているうちに、日常のさまざまな抑圧から少しずつ解き放されて行き、時がゆっくりと流れていることに気づかれるでしょう。
そこからは、あなた自身の物語が始まるかも知れません……

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
私、骨董屋やってます
浦田寿乃 著
四六判上製224頁 2,200円(税別)
ISBN978-4-89642-605-2 C0095



私の名は「オジョウ」。和物専門の骨董屋をやっている。本業は寺の大黒(寺の奥さんのこと)である。境内の山門外にもと美容院だった小さなお店を出している。寺の仕事の合い間だから、たいした品物もない、ささやかなお店である……(本文より)
 
とは言いつつも、お人形、着物、簪、古伊万里、民間仏に混じる円空作の仏像や古い切手などなど、ほしいものや集めたいもの、面白いものがありそうだとなれば、山形静岡六本木、すぐに駆けつけて手に取ってみる。骨董屋のオジョウの実体験に材を取った慌ただしくも楽しい日々を描く連作短篇



 
ファおじさん物語 春と夏
岩田道夫 著
四六判上製192頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-603-8 C0095



最良の選択かも知れません――
この本は10歳前後の日本語能力で読めるようにできていますが、30歳になった作者が自分の一番読みたい物語をと創作しました。
誰もが心のどこかに秘めている清らかな部分に直接届くような春から夏にかけてのスケッチ20篇です。
一篇一篇と読み進めているうちに、日常のさまざまな抑圧から少しずつ解き放されて行き、時がゆっくりと流れていることに気づかれるでしょう。
そこからは、あなた自身の物語が始まるかも知れません……



 
日本人と西洋文化
にしくにさき 著
四六判上製304頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-601-4 C0010



日本人とは何か
どこが西欧と違うのか
そしてそれは何故なのか
 
西洋の近代精神(近代的思考)の成り立ち
日本の伝統的な感性(和魂)のありかた
ドイツ人のオイゲン・ヘリゲルのこと
ヘーゲルと西田幾多郎のこと
そして、身につけた近代的思考を
日本の伝統的な感性(和魂)のなかに根拠づけるには…



 
神の名前
煖エ克典 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-600-7 C0093



高校二年で小説家になろうと決意して、
二十一歳のとき作家に会いに行った。
(……)
しどろもどろに話したとき、
「わかった。もういいよ。きみは小説の手法を話しに
来たわけじゃなくて、人生相談に来たってことだ」
一拍あって、
「きみみたいな若いのがよく来るんだ。そういうとき、
ぼくははっきりと伝えることにしている。
きみに小説は書けない」(本文より)
 
以来四十年余、ひたすらフリーライターとして筆力を研いた渾身の作。飄々と切実 本格文芸作品

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
犬と負け犬
ジョン・ファンテ 著 / 栗原俊秀 訳
四六判上製224頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-599-4 C0097



「永遠の息子」ジョン・ファンテが
「父親」の目線で書いた唯一の作品
そして代表作で、最も愛されてきた逸品
秋田犬も全編にわたって登場!
夢見るのはローマ、ナヴォーナ広場…
 
*フランス映画 'My Dog Stupid' ('Mon chien Stupide') 2019製作
イヴァン・アタル監督、シャルロット・ゲンズブール主演、日本公開予定



 
仙童たち 天狗さらいとその予後について
栗林佐知 著
四六判上製216頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-598-7 C0093



太宰治賞作家による第三作品集
 
それぞれに問題を抱えた4人の少年少女
彼らを救った不思議な体験は
各地に残る天狗伝説とどんな関係が……



 
ふくふくふく 不思議の犬
岩田道夫 著
四六判変型並製64頁 1,000円(税別)
ISBN978-4-89642-597-0 C0795



ほのぼのとしたメルヘンの中に小さな真実が──
 
論理学が世界を知る道具であるなら
メルヘン絵本〈ふくふくふく〉は
日常のふとした真実と共振する
小さなオルガノン
 
「ふくふく 犬くん
きみは いったい 何なんだい?」
 
「ボクは ほんとはきっと 風か なにかだと思うよ」

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
ふくふくふく 影の散歩
岩田道夫 著
四六判変型並製64頁 1,000円(税別)
ISBN978-4-89642-596-3 C0795



ほのぼのとしたメルヘンの中に小さな真実が──
 
論理学が世界を知る道具であるなら
メルヘン絵本〈ふくふくふく〉は
日常のふとした真実と共振する
小さなオルガノン
 
「あれ 犬くん おかしな影 つけてるねえ
犬くん その影 何だい?」



 
朝鮮人蔘
ミハイール・プリーシヴィン 著 / 岡田和也 訳
四六判上製160頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-594-9 C0097



文化の豊かさこそが幸福へと誘い
 言葉の豊かさこそが成熟した文化へ通じる
 
初期の訳者たちは未知の文学を日本語の中に取り入れるために、忘れられかけた濃厚で艶のある漢字を掘り出してきてルビを巧みに使い、時間的にも地理的にも重層的、多言語的な優れた文体を作り上げていた。その後色褪せていったその記憶を孤高に熟成させ、磨き上げ、今の時代に魅力的な鉱石として提示する。
 
私は、花の鹿と云う呼び名が至當であることに更めて想い至り、黄色い顔の無名の詩人が千古の昔にその目を見て花と感じ、白い顔の自分も今それを花と感じたと想うと、嬉しくなりました。自分は孤りではない、この世には争う余地のないものがある、まさにそれゆえに、嬉しいのでした。(本文より)

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
ふくふくふく 水たまり
岩田道夫 著
四六判変型並製64頁 1,000円(税別)
ISBN978-4-89642-595-6 C0795



ほのぼのとしたメルヘンの中に小さな真実が──
 
論理学が世界を知る道具であるなら
メルヘン絵本〈ふくふくふく〉は
日常のふとした真実と共振する
小さなオルガノン



 
ギーターンジャリ
ラビンドラナート・タゴール 著 / 内山眞理子 訳
四六判上製320頁 3,000円(税別)
ISBN978-4-89642-593-2 C0098



アジアで初のノーベル文学賞受賞(一九一三年)
インドの詩聖・代表作
 
ベンガル語原本
ギーターンジャリ 157篇
 
自ら英語散文詩とし
ノーベル文学賞受賞作となった
歌の捧げもの   103篇
(イェイツ序文)
 
すべてを一冊に収録!

3月の新刊
2月の新刊
1月の新刊
12月の新刊
11月の新刊
10月の新刊



 
エシュティ・コルネール もう一人の私
コストラーニ・デジェー 著 / 岡本真理 訳
四六判上製320頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-592-5 C0097



第一次世界大戦、社会民主政権誕生、共産主義革命、王政復古と国土分断、赤色テロ、白色テロ…、この激動の時代……!民衆に勇気と力を与え、権力と闘い、人々を導くことが作家の役割との伝統あるハンガリーで、1933年、コストラーニが大批判に晒されながら示した最後の傑作長篇。
 
この世のあらゆる混乱は寄ってたかって秩序を生み出そうとするから起こるし、
埃は誰もが寄ってたかって掃き集めようとするから舞い上がるんだ。
わかるだろう、
世の中の諸悪の根源は皆がまとまろうとすること、
幸福とはそれぞれがばらばらなことであり、
偶然であり気まぐれであることなのだ。
(本文より)
 
*ハンガリー・日本外交関係樹立150周年記念。本書はハンガリー外務貿易省Publishing Hungaryプロジェクトの支援を受けています



 
安土城築城異聞
澤井繁男 著
四六判上製240頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-591-8 C0093



光秀の弑逆
動機解明さる!!
 
イタリア・ボローニャ大学へ留学した俊雄は
イタリア人宣教師コロンブス直筆の
『光秀公謁見録』
『信長公謁見録』を図書館で発見……
高くそびえる天主閣
七重に構築された市街
信長の安土城だけが
世界に魁て表現していた思想
こもごもの秘密が明らかに……!
 
痛快歴史小説!!



 
炎の恋人
フランシス・キング 著 / 横島昇 訳
四六判上製256頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-590-1 C0098



キング自身が深く敬愛した
 
イタリア19世紀末耽美派詩人 G・ダヌンツィオ
そして
当時全欧を席巻した「神のごとき女優」 ドゥーゼ
 
文学史上でも著名な恋愛ゴシップを題材に
創造的生と自己犠牲の軽重をめぐる傑作戯曲


[HOMEへ][刊行物案内へ][全点リストへ]

未知谷