未知谷の刊行物【国内文学】



 
火山島の神話
『三宅記』現代語訳とその意味するもの

林田憲明 著
四六判上製360頁 4,000円(税別)
ISBN978-4-89642-452-2 C0039



伊豆・小笠原諸島
古代から繰り返された
突然の噴火、地震
山火事、降灰、溶岩流、土石流……
そのたびに強いられた苛酷な生活――
人間の力が及ばない自然現象を前にして
人々は噴火造島神の存在を確信した
諸島の各神社に少しずつ形を変えて
所蔵されていた噴火造島の神話
見ることを許されなかった「秘本」
『三宅記』の全編を現代語訳
地理的・歴史的観点から
詳細な解説を付す、野心的一書


目  次

はじめに

第一章 『三宅記』の成り立ち
 
第一節 名称について
14 
第二節 内容と構成
15 
第三節 成立年代
17 
第四節 作者は誰か
21 
第五節 何のために作られたか
26 
第六節 写本について
32 
第七節 『三宅記』を理解するキーワード
39 
第八節 『三宅記』の舞台
44 
第二章 現代語訳『三宅記』(壬生本)全編
 
第一部 第一話 81 第二話 83 第三話 86 第四話 88 第五話 91 第六話 96
 
第二部 第七話 99 第八話 103 第九話 108 第十話 110 第十一話 117
 
第三部 第十二話 121 第十三話 123 第十四話 125 第十五話 126 第十六話 128 第十七話 133 第十八話 135 第十九話 138
 
第四部 第二十話 141 第二十一話 144 第二十二話 147 第二十三話 149
 
第三章 解説『三宅記』
 
第一話 薬師信仰と『三宅記』
152 
第二話 三島神のモデル
161 
第三話 富士信仰
164 
第四話 三宅島薬師如来の本源
169 
第五話 垂迹の予言と三随神の登場
172 
第六話 仏神の加護
180 
第七話 九世紀、各島一斉噴火
185 
第八話 島の命名と神の配置
193 
第九話 一〇八五年から一三三八年頃までの各島の噴火
210 
第十話 伝説の加工
213 
第十一話 三宅島、三島本社となる
225 
第十二話 御館の神格化
232 
第十三話 伊予の三嶋神信仰
236 
第十四話 夜間の築地工事
244 
第十五話 鰹釣漁法の起源
250 
第十六話 本社体制の整備
255 
第十七話 壬生氏の奉斎
261 
第十八話 三宅島と新島の特別な関係
264 
第十九話 三島神信仰の管理体制
280 
第二十話 仏教の土着化
287 
第二十一話 亀卜と物忌み、一四六九年の三宅島噴火
295 
第二十二話 新時代への転換点
305 
第二十三話 壬生家の意識
309 
附論 神仏の島と鏡
321 
主要参考文献
348 
あとがき
351 
『三宅記』関連年表
358/i 

林田憲明 [はやしだ のりあき]
1946年 福岡県生まれ
1970年 早稲田大学第一法学部卒業
1971年 東京都入庁
1971年〜1975年 御蔵島、三宅島で勤務
1975年 東京都世田谷区役所勤務
2007年 世田谷区役所退職


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『三宅記』現代語訳とその意味するもの
林田憲明 著
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