未知谷の刊行物【芸術】



 
帝室劇場とバレエ・リュス
マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ

平野恵美子 著
四六判上製480頁 5,000円(税別)
ISBN978-4-89642-615-1 C0073



ロシアのバレエはいかにしてヨーロッパに進出したか。20世紀初頭、一躍世界的な名声を得たバレエ・リュスの前史から成立の経緯、表現の冒険まで。
 
史料から飛び出して語りかけてくる芸術家たち、
そして作品――
「プティパを殺したのは誰か?」
「食い違う証言! 作品の真実の姿は…」
ロシア・バレエの黄金期について深く知りたい
一般の愛好家も、ぜひ手元に置いておきたい一冊
(長野由紀氏による跋より)
 
先人たちの研究成果や《年鑑》を地道に(あるいは愚直に)分析することにより、平野さんはロシアを題材とするバレエ《火の鳥》を、《せむしの小馬》に代表される一九世紀ロシアの帝室劇場の視点から読み解いてゆく。……通時的でオーソドックスなアプローチだと言えるが、却ってそれだけに新鮮である。(赤尾雄人氏による跋より)


目  次

第一章 ロシア・バレエ前史

最初のロシア・バレエ、ランデとフォッサーノ

寓意的バレエ、ヒルファーディング、アンジョリーニ、ル・ピック
21 
感傷主義とロマン主義、ヴァーリベルフ、ディドロの時代
29 
フランス人名バレリーナ、ジュール・ペロー、サン=レオン
35 
マリウス・プティパの前半生
49 
新古典主義、プティパの代表作とそのほかのバレエ、皇帝の戴冠式
54 
第二章 《せむしの小馬》
79 
『帝室劇場年鑑』とディアギレフ
79 
一八九〇年代と一九〇〇年代の帝室劇場のバレエ
91 
バレエ・リュスの《火の鳥》
104 
「ロシア」を主題にしたバレエの「不在」
110 
バレエ・リュスのアイデンティティー
113 
《せむしの小馬》
115 
帝政時代の《せむしの小馬》の人気
117 
帝室劇場の《せむしの小馬》
118 
サン=レオン版《せむしの小馬》
123 
ロジスラフスキーの《せむしの小馬》批判
125 
《せむしの小馬》の政治性
138 
ロシアを主題とするバレエと外国人指導者たち
142 
ベリンスキーの『せむしの小馬』批判
144  
ロシア文学を主題とする一九世紀前半のバレエ
147 
バレエ《ルスランとリュドミラ》
149 
グルシコフスキー/ショルツのバレエに共通してみられるもの 151 *《せむしの小馬》演出比較表 155
 
第三章 新民衆派芸術
161 
モスクワの台頭 167/新興の資本家とアブラームツェヴォ・サークル 169/様式か内容か 174/民衆芸術から民話絵本へ 179/イワン・ビリービン 181/エレーナ・ポレーノワ 183/マーモントフの私立オペラ 188/ゴールスキーの《ドン・キホーテ》 194/《プスコフの娘》と《皇帝の花嫁》 200/ゴロヴィーンとコローヴィン 203
 
一九世紀後半の帝室劇場の舞台美術家たち
206 
イワノーフ、アレーグリ、ラーンビン 206/ゴンザーゴ 207/ロッレル 212/カルル・ワリツ 213/新しい伝統 216
 
リムスキー=コルサコフの民話を主題にしたオペラ
221 
《不死身のカシチェーイ》 223
 
第四章 《魔法の鏡》と《火の鳥》
229 
上演と配役 236/あらすじ 236/音楽 241/新聞批評とプティパおよびテリャコスキーの日記 250/《金の魚》 269/《紅い花》 277
 
《火の鳥》の誕生
288 
新民衆派芸術と「火の鳥」 288/バレエ《火の鳥》 293/バレエと民話の「火の鳥」 296/ガラフォラ、タラスキン、ベインズによる「火の鳥」の解釈 299/一九〇九年の《火の鳥》 300
 
民話『火の鳥』の女性的要素
302 
「捕われる者」としての「火の鳥」 302/「災いをもたらすもの」としての「火の鳥」 303/火の鳥とエレーナ王女の比較 305/《火の鳥》における西欧とアジアの融合 307
 
附録 セルゲイ・ディアギレフ『複雑な問題』(解説)
313 
   セルゲイ・ディアギレフ『複雑な問題』全訳
328 
主要参考文献表
379 
帝室劇場からバレエ・リュスを読む 赤尾雄人
409 
史料から飛び出して語りかけてくる芸術家たち、そして作品 長野由紀
415 
あとがき
417 
表 一八九〇〜一九一〇年帝室劇場オペラのレパートリーと上演回数
439/xxvi 
表 一八九〇〜一九一〇年帝室劇場バレエのレパートリーと上演回数
457/viii 
人物索引
464/i 

平野恵美子 [ひらの えみこ]
東京大学大学院博士課程修了。博士(文学)。舞踊・美術・音楽を中心とする芸術文化研究。ワルシャワ大学客員講師、東京大学助教等を経て、現在、早稲田大学総合研究機構オペラ/音楽劇研究所招聘研究員、神戸市外国語大学外国学研究所客員研究員、日本アレンスキー協会会員。共訳『ラフマニノフの想い出』(水声社)。


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帝室劇場とバレエ・リュス マリウス・プティパからミハイル・フォーキンへ
平野恵美子 著
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