未知谷の刊行物【国内文学】



 
海にかえる魚
酒井忠康 作 / 滑川公一 絵
A5判上製64頁 1,200円(税別)
ISBN4-89642-060-8 C0095



強い望郷の念が少年期のシーンを増幅させ、五つの掌篇に結実させた。同じ頃母を亡くした画家が高いテンションで競い合うコラボレーション。むしろ大人の為の童話
 
男にとって母とは何か
人が古郷を慕うようなものか
大切なものを一つ失うと
心は大地へと傾斜する
魚が海へとかえるように
―――――
北の寒村余市の夏
さくらんぼは懐しい香気
土さらに凍る冬を耐え
馬糞風吹く春五月
再び樹木へと育とうとする


目  次

海にかえる魚

夢の国のカラスの卵
15 
消えたネズミの襲撃
25 
かぎりなく青白くひかるタコ
33 
凹んだ場所
43 
あとがき
55 

酒井忠康 [さかい ただやす]
1941年北海道生まれ。
慶應大学文学部美学美術史学科卒業。神奈川県立近代美術館勤務の後、現在同館館長。日本の近代美術をテーマとした処女作『海の鎖』で注目され、その後芸術家の風土性に注目し、美術評論家としても活躍する。著書に『野の扉』『影の町』『時の橋』『遠い太鼓』等の他『彫刻家への手紙』が近刊予定。
 
滑川公一 [ナメ川コーイチ]
1948年東京生まれ。
1974〜1980イラスト・漫画修行のため渡仏。1981年個展「パリと猫と…」で82年度日本漫画家協会優秀賞受賞。日本美術家連盟・洋画部会員。『世界ショートショート傑作選』『猫の国ったら猫だらけ』『なにぬねこ』etc. 著書も多く、個展も日本全国で頻繁に行なっている。

小社刊の酒井忠康の著作物
[彫刻家への手紙 現代彫刻の世界]
[彫刻家との対話 現代彫刻の世界]
[ダニ・カラヴァン 遠い時の声を聴く]
[ある日の画家 それぞれの時]
[ある日の彫刻家 それぞれの時]
[風雪という名の鑿 砂澤ビッキ]

小社刊の滑川公一の著作物
[ニャンセンス・ワールド ネコマタマタ]


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海にかえる魚
酒井忠康 作/滑川公一 絵
1,200円(税別)

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