未知谷の刊行物【芸術】



 
彫刻家との対話 現代彫刻の世界
酒井忠康 著
四六判上製384頁 3,800円(税別)
ISBN978-4-89642-294-8 C0071



長年の美術界の携わりに多くの作家と出会い
広げた心の眼で対象をつかむ
論としての展開よりも、印象――
その奥へと届こうとするヒューマンな探求
文学や詩と寄り添い郷里・北海道の原風景が彫刻とかさなって
モノとして存在することの宿命、身体性
「トポス(場)」の復権に思いを馳せる
日本の美術界を支える著者の寄稿・対談47本
図版90余点を添えて紹介する現代彫刻の世界
 
「私は彫刻自体が提起する問題を真摯に受け止めて、さらに大きく育て、かつ生かす工夫が、私たちに必要なのではないかと考えている。混迷する現代社会の、一種、謎と化している『不思議』を解明する手立てが、はたして何処にあるのか私にはわからない。しかし、彫刻のメタファーを触媒とすることによって、少なくとも人間的なかかわりの領域に、こうした問題を連れ戻すことはできるのではないか、そんなふうに想像している」(「あとがき」より)


目  次


ダニ・カラヴァン――遠い時の声 10/マルタ・パン――もうひとつの自然 45/イサム・ノグチ頌 57/イサム・ノグチ、そして三宅一生へ 63/パブリック・アートとは何か――展覧会によせて 70/消えた庭――パブリック・アートの一隅 80
 
II
ジョルジュ・ミンヌの彫刻 86/W・レームブルック――わたしは「炎」をみた 92/ヘンリー・ムーア展をみて 98/ズビネック・セカール――遠くから促すものの声 101/ジュリアーノ・ヴァンジの彫刻 105/サン・セバスティアン再訪 112/第三の人間――ホルスト・アンテスとカチーナ人形 117
 
III
平櫛田中――木彫一筋を貫いた 126/驟雨の朝――田中翁にふれて 132/中原悌二郎をめぐる話 141/高村光太郎の留学体験 146/石井鶴三の『日記』――「立体生活」の人 149/本郷新『彫刻の美』について 152/柳原義達氏を悼む 158/佐藤忠良――肖像彫刻をめぐって 161/忘れ得ぬ人の顔と佐藤忠良 171
 
IV
建畠覚造――彫刻との約束 176/清水九兵衞――作家と語る 182/飯田善國氏を偲んで 192/森堯茂――作品をめぐる話 197/澄川喜一――仕事を解く鍵 202/宮脇愛子――作家と語る 214/李禹煥――響きわたる「余白」 226/中川幸夫頌 246
 

「石の思考」展によせて 254/高橋清――連なる魂、一言 258/シルヴィア・ミニオ=パルウエルロ・保田 261/小川待子――蹲ってという感覚 264/丸山雅秋――沈黙の形 268/海老塚耕一――異次元の皮膚 273/植松奎二――《螺旋の気配―宙》をみた日 280/前田哲明――経験の垣根を越えて 284/クリスティアーネ・レーア――ささやかな試みを冒険として 287/関根伸夫――『風景の指輪』 290/藤森照信氏の横顔 293/石山修武――思索の運動 298
 
VI
山本正道――悠久を刻んで 306/舟越桂――語り出す彫刻 319/三沢厚彦――自分の立ち位置で 332/若江漢字――作家と語る 348/西雅秋――あの、広島の振動を 361
 
あとがき 375
 
写真及び資料提供者 378/初出一覧 381
 

酒井忠康 [さかい ただやす]
1941年北海道生まれ。慶應大学文学部卒業後、神奈川県立近代美術館に勤務。同美術館館長を経て、現在、世田谷美術館館長。1986、88年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館コミッショナー、89、91年サンパウロ・ビエンナーレ日本展示キュレーターなどをつとめる。幕末明治期の美術をテーマとした『海の鎖』『開化の浮世絵師清親』で注目され、その後、美術評論家としても活躍。『野の扉』『影の町』『時の橋』『遠い太鼓』(小沢書店)、『若林奮 犬になった彫刻家』(みすず書房)など著書多数。本書は「現代彫刻の世界」のサブタイトルをもつ『彫刻の庭』『魂の樹』『森の掟』『彫刻の絆』(以上小沢書店)、『彫刻家への手紙』(未知谷)に続く6冊目の彫刻論集。また郷里の少年期を描いた童話集『海にかえる魚』(未知谷)がある。

小社刊の酒井忠康の著作物
[海にかえる魚]
[彫刻家への手紙 現代彫刻の世界]
[ダニ・カラヴァン 遠い時の声を聴く]
[ある日の画家 それぞれの時]
[ある日の彫刻家 それぞれの時]


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彫刻家との対話 現代彫刻の世界
酒井忠康 著
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