未知谷の刊行物【国内文学】



 
宮崎湖処子 明治青春の詩
みやざきこしょし めいじせいしゅんのうた

馬場明子 著
四六判上製160頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-692-2 C0095



『帰省』(現在、同名の銘菓、朝倉市に有)
故郷・福岡県朝倉市三奈木への里帰りを描き
わずか三ヶ月で六版を重ね
売れに売れた、明治二十年代の大ベストセラー
 
言文一致、外国詩初翻訳・初紹介の時代
共に20代前半だった徳富蘇峰の民友社へ入社
北村透谷との友情、ワーズワースへの傾倒
後輩・国木田独歩との「抒情詩」の探究
 
同郷の著者が
望郷の詩人の足跡を辿りながら
明治の文壇を深呼吸――


目  次

はじめに

第一章 明治のベストセラー
 故郷の大洪水 11/湖処子のデビュー 14/ベストセラーの背景 20/民友社のカリスマ 23
11 
第二章 詩の明治維新
 三人の学者 25/新しい詩のフォーム 29/翻訳詩 31/グレイの詩 34/風当たり 35
25 
第三章 三つの物語詩
 『十二の石塚』 38/『孝女白菊』 41/口語体の小説 43/『楚囚之詩』 45
38 
第四章 カオスな世界
 出郷関曲 50/エデンの園 53/初恋の味 59/絶唱 63/湖処子の新体詩 67/田園詩人 70
50 
第五章 詩士たちの交差点
 梅花、前線に立つ 75/歌なるや、詩なるや 81/雲峰の静かな歩み 83/透谷との出会い 85/四人の詩想 89
75 
第六章 透谷の台頭
 硬と軟 97/敦厚 99/二つの道 100
97 
第七章 アンソロジー
 独歩の登場 108/『抒情詩』へ 111/十五年後の新体詩宣言 115/水のおとづれ 120
108 
第八章 近代詩の夜明け
 その後の新体詩 122/詩士たちのそれから 127/詩から小説へ 129/湖処子のそれから 132
122 
第九章 青春の詩
 桃源花への道 137/明治二十年代 142/幻影のふるさと 144
137 
あとがき
149 
引用・参考文献
152 

馬場明子 [ばば あきこ]
1973年県立福岡女子大学卒業後、テレビ西日本入社。アナウンサーを経て制作部ディレクターに。「螢の木」で芸術選奨新人賞受賞。他に、炭坑を舞台にした「コールマインタワー〜ある立て坑の物語〜」、チェルノブイリを取材した「サマショール」など、ドキュメンタリーを数多く手がける。著書に『螢の木』『筑豊 伊加利立坑物語』『蚕の城』『加納光於と60年代美術』『誰も知らない特攻』『傷ついたマリア』(未知谷)がある。

小社刊の馬場明子の著作物
[螢の木 ニューギニア戦線の鎮魂]
[筑豊 伊加利立坑物語]
[蚕の城 明治近代産業の核]
[加納光於と60年代美術 「金色のラベルをつけた葡萄の葉」を追って]
[誰も知らない特攻 島尾敏雄の「震洋」体験]
[傷ついたマリア 片岡津代さんの祈り]


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宮崎湖処子 明治青春の詩
馬場明子 著
1,800円(税別)

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