未知谷の刊行物【国内文学】



 
螢の木 ニューギニア戦線の鎮魂
馬場明子 著
四六判上製192頁 2,000円(税別)
ISBN978-4-89642-363-1 C0095



パプアニューギニアには
クリスマスツリーのように輝く
螢の木がある

 
「生きて帰れぬニューギニア」
ガダルカナル陥落後、沖縄、本土の防波堤となるべく16万人の兵士を投入、14万人が帰らぬ人となった。戦闘ではなく、ほとんどが餓死、ときに人肉食まで……。
かれらは戦場で「螢の木」に出逢った――死者の魂は螢となり、現在も一本の木に宿っている。
ドキュメンタリー番組『螢の木』(1997年、テレビ西日本制作、フジテレビ系列放送)。一本の木に数万のホタルが輝く「螢の木」を探すニューギニア取材を敢行、そして「螢の木」をきっかけに、ようやく重い口を開き、それぞれの戦争を語りはじめる生還者たち。福岡の地方局が制作した番組は反響を呼び、文化庁芸術祭優秀賞を受賞した。
本書は、同番組のディレクターが現地取材の模様、当時の証言テープ起こし原稿1200枚から放送できなかった部分を含め、次世代に残すべく生存者の声を伝える。とりあげられることの少ない激戦地、東部ニューギニア戦線を祈りをこめて描く。


目  次

はじめに

第一章 ポート・モレスビー
因縁のポート・モレスビー 11/パプアニューギニア 14/取材目的 16/「蛍の木」という企画 18/偶然 22/初めての聞き取り 24/助っ人 29
11 
第二章 蛍の鎮魂
自殺幇助 32/現れた蛍 35/「螢」 41/遺骨収集 42/雪部隊 45
32 
第三章 蛍の木捜し
重量オーバー 53/現地へ 55/消えたラバウル 57/初めて見た蛍の木 60/三つの候補地 64/ニューギニアの地図 68/マン カイカイ 78/行き詰まり 81
53 
第四章 生還者が語る戦争の現実
とば口(突破口) 84/フィンシハーフェンの戦い 86/ガリの転進 89/アイタぺ会戦 93/最後の米 99/飢餓 104/餓死 109/打明け話 111/お父さんを食べられた 116/上官射殺 121/負い目 134/戦争の影 136/「ちゃんちゃらおかしいね」 141
84 
第五章 白い炎
クレパス 143/タンバラン 146/絵ハガキの家 150
143 
第六章 テレビ放送
二つの議論 154/オンエアー 157/意外な反響 158/「このバカタレが」 160/「夫の消息を教えて」 161/遺族の人生 163
154 
第七章 戦争を伝える
ニューギニアの小学校 168/生還率 171/お別れのことば 173/戦後生まれの戦争体験 176/道しるべ 177
168 
あとがき
181 
ニューギニア戦略年表
188 

馬場明子 [ばば あきこ]
1973年県立福岡女子大学卒業後、テレビ西日本入社。アナウンサーを経て制作部ディレクターに。「螢の木」で芸術選奨新人賞受賞。他に、炭坑を舞台にした「コールマインタワー〜ある立て坑の物語〜」、チェルノブイリを取材した「サマショール」など、ドキュメンタリーを数多く手がける。現在、久留米大学非常勤講師。

小社刊の馬場明子の著作物
[筑豊 伊加利立坑物語]
[蚕の城 明治近代産業の核]
[加納光於と60年代美術 「金色のラベルをつけた葡萄の葉」を追って]


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螢の木 ニューギニア戦線の鎮魂
馬場明子 著
2,000円(税別)

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