未知谷の刊行物【国内文学】



 
誰も知らない特攻 島尾敏雄の「震洋」体験
馬場明子 著
四六判上製160頁 1,600円(税別)
ISBN978-4-89642-588-8 C0095



17年前、テレビドキュメンタリー「幻の特攻艇震洋の足跡」が作られた。
あの時話を聞かせてくれた元震洋隊の方々。久しぶりに訪ねると、彼らはこう言った。
「もう誰も知りませんよ」
 
元第18震洋隊長
島尾敏雄の文学作品
『出孤島記』(一九四九年)
『出発は遂に訪れず』(一九六二年)
『私の文学遍歴』(一九六六年)
『魚雷艇学生』(一九八五年)
『震洋発進』(一九八七年)
 
残された島尾の証言を手がかりに
改めて「幻の特攻艇震洋の足跡」をたどる


目  次

はじめに

第一章 特攻への道
「私は震洋隊設定当初からの要員に属した」
11 
第二章 フィリピン コレヒドール
「元々、死に場所になるはずだった」
27 
第三章 沖縄 金武
「生き残ってだらしがないな」
43 
第四章 島尾部隊進出
「加計呂麻島といっても知っている人はありますまい」
61 
第五章 出撃命令
「ソーイン、シューゴー」
75 
第六章 八月十五日
「センソウハ、オワッタノカモシレナイ」
85 
第七章 震洋の最期
「幻の横穴のうつろが見えたようであった」
97 
第八章 特攻の戦後
「震洋体験を伏せておきたかった」
107 
第九章 ノスタルジア
「おーいシマオ中尉!」
123 
第十章 誰も知らない特攻
「一度も実戦を戦っていない」
131 
二つのエピローグ
143 
主要参考・引用文献
153 
あとがき
155 

馬場明子 [ばば あきこ]
1973年県立福岡女子大学卒業後、テレビ西日本入社。アナウンサーを経て制作部ディレクターに。「螢の木」で芸術選奨新人賞受賞。他に、炭坑を舞台にした「コールマインタワー〜ある立て坑の物語〜」、チェルノブイリを取材した「サマショール」など、ドキュメンタリーを数多く手がける。著書に『螢の木』『筑豊 伊加利立坑物語』『蚕の城』『加納光於と60年代美術』(未知谷)がある。

小社刊の馬場明子の著作物
[螢の木 ニューギニア戦線の鎮魂]
[筑豊 伊加利立坑物語]
[蚕の城 明治近代産業の核]
[加納光於と60年代美術 「金色のラベルをつけた葡萄の葉」を追って]
[傷ついたマリア 片岡津代さんの祈り]
[宮崎湖処子 明治青春の詩]


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誰も知らない特攻
島尾敏雄の「震洋」体験
馬場明子 著
1,600円(税別)

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