未知谷の刊行物【海外文学】



 
朝鮮人蔘
ミハイール・プリーシヴィン 著 / 岡田和也 訳
四六判上製160頁 1,800円(税別)
ISBN978-4-89642-594-9 C0097



文化の豊かさこそが幸福へと誘い
 言葉の豊かさこそが成熟した文化へ通じる
 
初期の訳者たちは未知の文学を日本語の中に取り入れるために、忘れられかけた濃厚で艶のある漢字を掘り出してきてルビを巧みに使い、時間的にも地理的にも重層的、多言語的な優れた文体を作り上げていた。その後色褪せていったその記憶を孤高に熟成させ、磨き上げ、今の時代に魅力的な鉱石として提示する。
 
私は、花の鹿と云う呼び名が至當であることに更めて想い至り、黄色い顔の無名の詩人が千古の昔にその目を見て花と感じ、白い顔の自分も今それを花と感じたと想うと、嬉しくなりました。自分は孤りではない、この世には争う余地のないものがある、まさにそれゆえに、嬉しいのでした。(本文より)


目  次



II
17 
III
24 
IV
30 

40 
VI
48 
VII
61 
VIII
71 
IX
79 

90 
XI
96 
XII
104 
XIII
114 
XIV
121 
XV
129 
XVI
137 
訳者あとがき
145 

ミハイール・プリーシヴィン [Михаил Михайлович Пришвин]
1873年、露西亜西部のオリョール県(現リーペツク州)の商家に生まれ、早くに父を亡くす。中学を放校になった後、革命運動で逮捕、投獄(1年)、流刑(2年)。独逸のライプツィヒ大学で農学を学ぶ。1907年、「人怖ぢしない鳥たちの国で」、翌年、「魔法の丸麺麭を追って」を発表し、作家活動へ。各地を放浪し、多くの紀行文(オーチェルク)、童話、小説、随想を執筆。「露西亜の自然の歌い手」と称され、自然を骨肉の目で捉える作品は、万物への愛と共生の詩学に貫かれている。1954年、モスクヴァで逝去。「鶴の里」「狐の麺麭」「自然の暦」「太陽の目」「太陽の倉」「朝鮮人蔘」「アダムとイヴ」「黒いアラブ人」「ファツェーリヤ」「カシチェーイの鎖」「ベレンヂェーイの泉」「見えざる城市の辺りで」などの作品の他、半世紀に亙る厖大な日記がある。邦訳に、『裸の春 ― 1938年のヴォルガ紀行』(群像社)、『巡礼ロシア ― その聖なる異端のふところへ』(平凡社)、『森のしずく』『ロシアの自然誌 ― 森の詩人の生物気候学』(共にパピルス)、『森と水と日の照る夜 ― セーヴェル民俗紀行』『プリーシヴィンの森の手帖』『プリーシヴィンの日記 1914─1917』(以上成文社)、いづれも太田正一訳。
 
岡田和也 [おかだ かずや]
1961年浦和市生まれ。早稲田大学露文科卒。元ロシア国営放送会社「ロシアの声」ハバーロフスク支局員。元新聞「ロシースカヤ・ガゼータ(ロシア新聞)」翻訳員。著書に『雪とインク』(未知谷)。訳書に、シソーエフ著/パヴリーシン画『黄金の虎 リーグマ』(新読書社)、ヴルブレーフスキイ著/ホロドーク画『ハバロフスク漫ろ歩き』(リオチープ社)、アルセーニエフ著/パヴリーシン画『森の人 デルス・ウザラー』(群像社)、シソーエフ著/森田あずみ絵『ツキノワグマ物語』『森のなかまたち』『猟人たちの四季』『北のジャングルで』『森のスケッチ』、レペトゥーヒン著/きたやまようこ絵『ヘフツィール物語』(以上未知谷)がある。


この商品は下のフォームからご注文いただけます。
翌営業日に小社から折り返し内容確認のメールをさしあげますので、
万が一、小社からのメールが届かない場合は、
お手数ですが、電話等でお問い合わせくださるようお願いします。
 
なお、他の商品も合わせてご注文くださる場合などは、
注文方法]をご覧のうえ「買い物カゴ」をご利用ください。
このフォームは「買い物カゴ」とは連動していませんのでご注意ください。
書   名
著  者
単 価
冊数
朝鮮人蔘
ミハイール・プリーシヴィン 著
1,800円(税別)

お 名 前

郵便番号
000-0000の形で正確にご記入ください。
ご 住 所




※アパート・マンションの場合は号数までご記入ください。
電話番号

Eメール

このページの感想や小社へのご意見・ご要望・質問などをお聞かせ下さい。






 


[HOMEへ][新刊案内へ][全点リストへ]["海外文学"リストへ][前コードの書籍へ][次コードの書籍へ]

未知谷