未知谷の刊行物【国内文学】



 
郷愁 みちのくの西行
工藤正廣 著
四六判上製256頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-608-3 C0093



一一八七年六十九歳の西行は
奈良東大寺大仏滅金勧進を口実に
藤原秀衡のもと平泉へと
四〇年の時を閲して旅立った
 
ただその一点から語り起こす物語
みちのくの歌枕とは何か
俊成、定家といった宮廷歌人とは一線を画す
西行の歌心とは何か  
 
……食うに困って冬の間に餓死する人々の救済も実行し、一人の餓死者凍死者も出してはならない。そうして何よりも生きるうえでの喜びが必要だが、それは、いいかい、歌だ。歌を詠むことだ。どんなにへたくそでもいいから彼らが歌を詠むようになることだ。自然に恵まれているのだから自然を自分の日々のことばで歌えばそれでいいのだ。……歌はことばだ。ことばは心だ。人は心で生き死にする。むろん、そこそこ食うことが先決だが、その食うことの意味も、歌によって理解するのだ。人々には善きことばだけがいま一番必要なのだ。(本文より)


目  次

一章
 
1 命なりけり

2 帰還
10 
3 戻り川
14 
4 慈澄を訪ねて
18 
5 歌、はじめて
21 
6 わが友センダン
25 
7 僥倖
30 
8 夢半身
37 
9 講堂へ
40 
10 西行の声
44 
二章
 
11 大祭
49 
12 鹿踊りの始まり
53 
13 にぎわいの市
59 
14 その人
66 
15 青天の霹靂
72 
16 法名
77 
17 対面
82 
18 運命
90 
19 蓮池で
95 
20 西行再話
100 
21 つづき
110 
22 つづき
116 
23 みちのくを去る
121 
三章
 
24 新たな任務
124 
25 夢の汀
128 
26 祈祷
131 
27 惜別
134 
28 西行を追う
138 
29 山伏との遭遇
143 
30 れんげ
150 
31 山毛欅の森で
157 
32 彼らは若かった
161 
33 夜の議論
163 
34 毒矢か花矢か
171 
35 誅殺と生首
175 
36 夢の残り
178 
37 チセを発つ
180 
38 それぞれの別れ
187 
39 奥山の寺にて
192 
40 湊をめざせ
198 
四章
 
41 再会
201 
42 長い旅だった
212 
43 冬の歌
218 
44 吹雪
226 
45 冬の日に西行を
228 
46 幻覚
233 
47 神々
238 
48 予知
240 
49 帰国の決断
244 
50 春の雪
249 

工藤正廣 [くどう まさひろ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学露文科卒。東京外国語大学大学院スラブ系言語修士課程修了。現在北海道大学名誉教授。ロシア文学者・詩人。
著書に『パステルナークの詩の庭で』『パステルナーク 詩人の夏』『ドクトル・ジバゴ論攷』『ロシア/詩的言語の未来を読む』『新サハリン紀行』『TSUGARU』『ロシアの恋』『片歌紀行』『永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集』『アリョーシャ年代記 春の夕べ』『いのちの谷間 アリョーシャ年代記2』『雲のかたみに アリョーシャ年代記3』等、訳書にパステルナーク抒情詩集全7冊、7冊40年にわたる訳業を1冊にまとめた『パステルナーク全抒情詩集』、『ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄』、フレーブニコフ『シャーマンとヴィーナス』、アフマートワ『夕べ』(短歌訳)、チェーホフ『中二階のある家』、ピリニャーク『機械と狼』(川端香男里との共訳)、ロープシン『蒼ざめた馬 漆黒の馬』、パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』『物語』『ドクトル・ジヴァゴ』など多数。

小社刊の工藤正廣の著作物
[TSUGARU (つがる)――物語の声・文体論レッスン――]
[ロシアの恋]
[片歌紀行 今に生きる建部綾足]
[永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集]
[アリョーシャ年代記 春の夕べ]
[いのちの谷間 アリョーシャ年代記2]
[雲のかたみに アリョーシャ年代記3]
[西行抄 恣撰評釈72首]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物
[シャーマンとヴィーナス]
[中二階のある家 ある画家の物語]
[蒼ざめた馬 漆黒の馬]
[夕べ ヴェーチェル]
[機械と狼]
[ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄]
[]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物 [パステルナーク詩集]
[わが妹人生 1917年夏]
[初期 1912―1914 あるいは処女詩集から]
[バリエール越え 1914―1916]
[晴れよう時 1956―1959]
[早朝列車で 1936―1944]
[第二誕生 1930―1931]
[主題と変奏 1916―1922]
[リュヴェルスの少女時代]
[物語]
[パステルナーク全抒情詩集]
[ドクトル・ジヴァゴ]


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工藤正廣 著
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