未知谷の刊行物【国内文学】



 
1187年の西行 旅の終わりに
工藤正廣 著
四六判上製272頁 2,500円(税別)
ISBN978-4-89642-657-1 C0093



平氏源氏と武家の擡頭著しい平安末期
平清盛と同じ一一一八年佐藤義清誕生
俵藤太を遠祖に持つ武勇の家であった
十八歳で鳥羽院の北面の武士となるも
五年後廿三歳で出家遁世し西行と号す
以後真言の修行とともに詠歌に勤しみ
貴族の精神をもって庶民の心を詠った
信仰と詠歌を支えに草庵と行脚を生き
山家集を初め二千首ほどを今に残す。
 
晩年、すべて自らの歌によって構成する独り歌合という新形式を思い着いた西行は、伊勢神宮の内宮と外宮に奉納すべく二歌集「御裳濯河(ミモスソガワ)歌合」と「宮河歌合」を企て、おのおの三十六番左右七十二首を並べることとなる。更に、当時の宮廷歌壇の重鎮たる藤原俊成を前者の、その子定家を後者の判者に恃み成就した。芭蕉を筆頭に後の文人の多くが憧憬する漂泊の歌人西行の生涯は伝説に富む。講釈師見て来たような……とは人口に膾炙するところだが、本書はおりおりに詠んだ歌を撰ぶさいに想い出だすあれこれを西行その人が来し方の実情を語り伝える物語。


目  次

1章 冬の西行

2章 老いつつも
32 
3章 色塵
45 
4章 花の盛りに逢ひ来つつ
69 
5章 夢に来て
91 
6章 春の雪
120 
7章 さもあらばあれ
149 
8章 花の下の宴
164 
9章 幽谷
190 
10章 山霊
223 
11章 風立ちぬ
242 
12章 最後の春
254 

工藤正廣 [くどう まさひろ]
1943年青森県黒石生まれ。北海道大学露文科卒。東京外国語大学大学院スラブ系言語修士課程修了。現在北海道大学名誉教授。ロシア文学者・詩人・物語作者。
TSUGARU』『ロシアの恋』『片歌紀行』『永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集』『アリョーシャ年代記 春の夕べ』『いのちの谷間 アリョーシャ年代記2』『雲のかたみに アリョーシャ年代記3』『郷愁 みちのくの西行』『西行抄 恣撰評釈72首』『チェーホフの山』(第75回毎日出版文化賞特別賞)『〈降誕祭の星〉作戦』等、訳書にパステルナーク抒情詩集全7冊、7冊40年にわたる訳業を1冊にまとめた『パステルナーク全抒情詩集』、『ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄』、フレーブニコフ『シャーマンとヴィーナス』、アフマートワ『夕べ』(短歌訳)、チェーホフ『中二階のある家』、ピリニャーク『機械と狼』(川端香男里との共訳)、ロープシン『蒼ざめた馬 漆黒の馬』、パステルナーク『リュヴェルスの少女時代』『物語』『ドクトル・ジヴァゴ』など多数。

小社刊の工藤正廣の著作物
[TSUGARU (つがる)――物語の声・文体論レッスン――]
[ロシアの恋]
[片歌紀行 今に生きる建部綾足]
[永遠と軛 ボリース・パステルナーク評伝詩集]
[アリョーシャ年代記 春の夕べ]
[いのちの谷間 アリョーシャ年代記2]
[雲のかたみに アリョーシャ年代記3]
[郷愁 みちのくの西行]
[西行抄 恣撰評釈72首]
[チェーホフの山]
[〈降誕祭の星〉作戦 ジヴァゴ周遊の旅]
[ポーランディア 最後の夏に]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物
[シャーマンとヴィーナス]
[中二階のある家 ある画家の物語]
[蒼ざめた馬 漆黒の馬]
[夕べ ヴェーチェル]
[機械と狼]
[ユリウシュ・スウォヴァツキ詩抄]
[]
 
小社刊の工藤正廣関連の著作物 [パステルナーク詩集]
[わが妹人生 1917年夏]
[初期 1912―1914 あるいは処女詩集から]
[バリエール越え 1914―1916]
[晴れよう時 1956―1959]
[早朝列車で 1936―1944]
[第二誕生 1930―1931]
[主題と変奏 1916―1922]
[リュヴェルスの少女時代]
[物語]
[パステルナーク全抒情詩集]
[ドクトル・ジヴァゴ]


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1187年の西行 旅の終わりに
工藤正廣 著
2,500円(税別)

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